




韓国のネット掲示板「ILBE」で、日本から自家用車を持ち込んで韓国を旅行する日本人夫婦の様子を紹介した投稿が話題になっています。
投稿に掲載された写真を見ると、夫婦は大阪からフェリーに乗り、自分たちの車を船に積み込んで韓国へ向かっています。
そして釜山に到着すると、そのまま車で市内を移動。海雲台(ヘウンデ)周辺を観光した後、ソウル方面へ向かうという、かなり本格的な韓国旅行を楽しんでいます。
単純に飛行機で韓国へ行くのではなく、普段から使っている自分の車を海外へ持ち込んで旅行するというスタイルに、韓国のネットユーザーからも注目が集まりました。
大阪からフェリーで釜山へ
今回の旅行で利用しているのは、日韓間を結ぶ「パンスターミラクル」です。
パンスターミラクルは大阪と釜山を結ぶ国際フェリーで、現在も定期運航が行われています。
大阪市の公式サイトによると、2026年現在、大阪港の国際フェリーターミナルから釜山へ週3便が運航されています。
現在の公式スケジュールでは、大阪を夕方に出発し、翌日の午前中に釜山へ到着する運航形態です。
つまり、飛行機のように短時間で移動する旅行とは違い、船内で一晩を過ごしながら韓国へ向かうことになります。
そして、この航路には大きな特徴があります。
それが「自家用車を韓国へ持ち込める」という点です。
パンスターの公式サイトにも「マイカーで韓国」という案内があり、車を持ち込んで韓国旅行をするためのサービスが用意されています。
今回のILBE投稿に登場する夫婦も、まさにこの方法を利用したとみられます。
「飛行機ではなく、なぜ車を持っていくの?」
今回の旅行を見て、最初に疑問に思う人も多いかもしれません。
「わざわざ日本から車を持っていく必要があるのか?」
確かに、釜山やソウルを観光するだけなら、飛行機や鉄道、現地のレンタカーを利用する方法もあります。
それでも自家用車を持ち込むメリットはあります。
まず、普段乗り慣れている車をそのまま使えること。
旅行中にレンタカーを借りる場合、車種を選んだり、現地のレンタカー会社で手続きをしたりする必要があります。
一方、自分の車なら車内の環境を把握しており、荷物の積み方などにも慣れています。
特に長距離旅行や夫婦・家族旅行では、使い慣れた車をそのまま利用できることに魅力を感じる人もいるでしょう。
さらに、旅行そのものを楽しめるというメリットもあります。
「自分の車で海外を走る」という体験は、飛行機で現地へ行く旅行とはまったく違ったものになります。
今回の車は韓国・現代自動車だった
今回、韓国ネットユーザーが特に反応したのが、夫婦が持ち込んだ車です。
投稿者によれば、なんと韓国の現代自動車だったといいます。
日本人が自分の愛車として韓国メーカーの車に乗り、その車で韓国を旅行する。
この組み合わせが、韓国のネットユーザーからすると面白く映ったようです。
しかも写真を見る限り、単なる短時間の釜山旅行ではありません。
釜山に到着した後、海雲台周辺を訪れ、さらにソウル方面へ向かっています。
つまり、韓国国内をかなり長い距離にわたって自分の車で移動する旅行です。
韓国国内を旅行する韓国人にとっては普通の光景でも、日本から車ごとやってきた旅行者となると、少し珍しい光景に感じられます。
20年前にも釜山を訪れていた
投稿で特に興味深いのが、この夫婦が以前にも韓国を訪れた経験があるという点です。
掲載された説明によると、夫婦は約20年前にも釜山を訪れたことがあるそうです。
今回の旅行では、その当時とは大きく変化した釜山の街を再び訪れています。
20年という時間を考えると、釜山の都市景観や観光地の雰囲気は大きく変わっています。
特に海雲台周辺は高層ビルが立ち並ぶエリアとして発展しており、昔の釜山を知る旅行者にとっては、その変化を見ること自体が旅行の目的の一つになっても不思議ではありません。
今回の旅行は、単なる海外旅行というよりも、「昔訪れた場所をもう一度、自分の車で訪ねる旅」と考えることもできます。
釜山からソウルまで自分で運転
釜山に到着した夫婦は、車を使って海雲台周辺を観光。
その後はソウル方面へ向かっています。
韓国は日本よりも国土が広いため、釜山からソウルまで車で移動するとかなりの距離になります。
その途中ではサービスエリアにも立ち寄り、韓国の軽食を楽しんだ様子も投稿されています。
こうした写真を見ると、旅行者にとっては「観光地だけを見る」のではなく、韓国の高速道路やサービスエリアなど、日常的な場所を体験することも旅の一部になっていることが分かります。
特に海外から自分の車で来ている場合、移動そのものが観光になります。
日本人旅行者にとって韓国の道路を走ること自体が新鮮な体験になるでしょう。
実は「日本から車で韓国」は特別な方法ではない
今回の投稿を見て、「日本の車を韓国へ持ち込むことなんてできるのか」と驚いた人もいるかもしれません。
しかし、パンスターフェリーは現在も「マイカーで韓国」というサービスを案内しています。
つまり、制度上・運航上の条件を満たせば、日本から自家用車を持ち込んで韓国を旅行するというスタイル自体は可能です。
もちろん、誰でも当日車を持って港へ行けば乗船できるという意味ではありません。
車両の大きさや必要書類、通関・入国関連の手続きなど、通常の旅客だけの場合とは異なる準備が必要になります。
そのため、実際に利用する場合は、必ず運航会社の最新情報を確認する必要があります。
現在、大阪市も大阪港から釜山への定期フェリーが運航していることを案内しており、日韓間の海上交通が現在も利用されていることが確認できます。
日本人の韓国旅行は「飛行機だけ」ではない
日本から韓国への旅行というと、一般的には飛行機を思い浮かべます。
東京、大阪、福岡などから韓国の主要都市へ航空便を利用する旅行者が多いためです。
しかし、今回の夫婦のようにフェリーを使えば、移動そのものを旅行の一部として楽しむことができます。
特に車を持ち込めることで、釜山到着後の行動範囲も広げられます。
釜山だけを観光するのではなく、慶州、大邱、ソウルなど、韓国内の複数地域を自分のペースで移動する旅行にもつなげられます。
もちろん、鉄道や航空便と比べると時間がかかるため、すべての旅行者に向いている方法ではありません。
しかし、「移動時間も含めて旅行を楽しみたい」「自分の車で海外を走ってみたい」という人にとっては、かなり個性的な旅行方法です。
韓国ネットで注目されたのは「日本人が韓国をどう楽しんでいるか」
今回の投稿が興味深いのは、単に「日本人が韓国へ来た」という話ではありません。
日本人夫婦が自分の車を持って韓国へ入り、釜山だけではなくソウルまで移動し、サービスエリアで食事をしながら韓国の日常を体験しています。
観光客から見ると、韓国のサービスエリアや道路、街並みも立派な観光対象になります。
逆に、韓国人が日本を旅行するときにも、日本人にとっては何気ない場所が新鮮に映ることがあります。
海外旅行の面白さは、必ずしも有名観光地だけにあるわけではありません。
現地の道路を走り、コンビニに立ち寄り、サービスエリアで食事をする。
そうした日常的な体験こそ、その国をより身近に感じるきっかけになることがあります。
日韓の距離が「車で行ける海外」に変わる
日本と韓国は海を挟んでいるため、車で直接国境を越えることはできません。
しかし、大阪からフェリーに車を載せれば、翌日には韓国・釜山へ到着できます。
パンスターミラクルは現在、大阪発が月・水・金、釜山発が火・木・日などのスケジュールで運航されています。
大阪港と釜山を結ぶ定期フェリーが存在し、さらに自家用車を持ち込む仕組みも用意されていることで、「自分の車で韓国を旅行する」という選択肢が成立しています。
今回の日本人夫婦の旅行は、その仕組みを実際に利用した一例と言えるでしょう。
韓国ネットでは「日本からわざわざ車で来るのか」と驚く反応が目立ちましたが、本人たちにとっては、車を含めて旅行そのものを楽しむというスタイルなのかもしれません。
20年前に訪れた釜山を再び訪れ、今度は自分の車で韓国を走る。
そう考えると、今回の旅行は単なる珍しい海外旅行ではなく、長い時間を経て同じ場所を再訪する夫婦の旅としても興味深いものです。
日本と韓国を結ぶ交通手段は飛行機だけではありません。
フェリーと自家用車を組み合わせれば、海外旅行でありながら、普段のドライブの延長線上のような旅を楽しむこともできます。
今回の投稿は、日韓旅行の新しいスタイルを知るきっかけとして、韓国ネットで注目を集めたと言えそうです。
